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高齢者福祉 「相続についてのQ&Aその1」

「こんなときどうなるの?どうすればいいの?」相続についてのQ&Aその1

リーガルワークス合同事務所 代表 西川 欽一

今回は相続に関するYさんからの具体的な質問にお答えいたします。

Q:質問

父親が87歳で昨年亡くなりました。父の財産は自宅である土地建物以外には殆どありませんが、最近、1年が経ったところでようやくその不動産を相続しようとして戸籍関係を集めていたところ、父には母と結婚する前に前妻と死に別れており、その前妻との間に子供がいることが発覚しました。

母に聞いたところ、母はそのことを知っており、その子とは、父が母と結婚するときに、前妻の両親にお金を渡して、養育を任せた上で縁を切ったので今はもう関係ないというのですが、相続の関係においてはどうなるのでしょうか?

父の妻である母は健在で、父と母との間の子は、弟夫婦が父母と同居しており、長女の私と妹は既に嫁いでおります。

また、子供の頃に他界した兄がおりました。

A:回答

まず、結論から申しますと、お父さんの前妻との間の子も相続人となります。

現在の法律では、お母さんの言うようには親子関係を絶つことはできませんので、その方はいつまで経ってもお父さんの子であることには変わりありません。従って、その方にも相続分がありますので、遺産分割の協議に加わっていただく必要があります。

では、各自の相続分ですが、妻であるお母さんは2分の1。Aさんと妹さん、弟さん及び前妻の子は各自8分の1ずつの相続分となります。

お兄さんは子供の頃になくなったとのことですので、このケースでは関係ないと思いますが、もし、お兄さんに子供がいたら、その子供たちは代襲相続人として、お兄さんの受けるべき相続分を等分に相続することになります。

次に具体的な相続の方法についてですが、その不動産に限らず、預貯金や有価証券、その他すべての財産について相続人全員の署名押印された書類(遺産分割協議書)が必要になります。

従って、前妻との子にもコンタクトをとって、実印を押印していただくことや、印鑑証明書を提出していただくことなど協力していただく必要があります。

「洛西タイムズ319号」2010年9月1日発行 Q&Aその1掲載記事

洛西タイムズ319号

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