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高齢者福祉 「相続についてのQ&Aその4」

「こんなときどうなるの?どうすればいいの?」相続についてのQ&Aその4

リーガルワークス合同事務所 代表 西川 欽一

今回は、Yさんから遺産の分割に関する質問です。

Q:亡夫の相続に、子供(中3・小6)の署名押印を代理できるか?

私の夫は、昨年交通事故に遭い、私と中学3年生の息子と小学6年生の娘を残してなくなりました。夫の財産は、わずかばかりの預金と自宅の土地建物だけでした。

その預金を引き出して息子の高校の入学費用に当てようと息子名義の口座に送金しようとしたところ、相続の手続をするように言われ、戸籍や印鑑証明書など、いろいろと書類を集めました。そして、銀行の指定する書類に署名押印をして持参するように言われました。

また、法務局で土地建物を私の名義にしたいと相談したところ、遺産分割協議書が必要であると言われました。

これらの書類には息子と娘の署名押印も必要であるとのことですが、親権者である私の署名押印でよいのでしょうか?

A:未成年の息子さん、娘さんには「特別代理人」が必要です。

銀行が指定した書類がどのようなものであるかはっきりと判りませんが、おそらく、Yさんはこれらの書類に息子さんや娘さんを代理して署名押印することはできないものと思われます。また、法務局の言う遺産分割協議書には息子さんや娘さんを代理して署名押印することはできません。この場合、息子さん、娘さんのためにそれぞれ特別代理人という代理人を選任する必要があります。

なぜなら、ご主人の遺産の分割協議をするに際して、Yさんと息子さん、娘さんは利益相反する立場にあるからです。通常、未成年の子の親権者であるYさんは、未成年者である息子さんや娘さんの法律行為について法定代理人として代理することができます。しかし、遺産分割協議においては、例えば、ご主人の土地建物をYさん名義とした場合、息子さんや娘さんにはその土地建物は相続できなくなってしまう。つまり、誰かが法定相続分を超えて相続した場合、他の相続人は法定相続分どおりには相続できなくなることになります。語弊があるかもしれませんが、相続人間の協議でご主人の遺産を取り合う形になってしまい、親が子供たちを代理して自分の名義にしてしまうことができるなら、好き勝手に自分の相続分を増やすことができることになりますので、法律上はこれを許さないことにしているのです。

この特別代理人の選任手続は、Yさんが未成年者の住所地の家庭裁判所に対して、息子さんの特別代理人、及び娘さんの特別代理人をそれぞれ選任するよう申し立てます。そして、特に問題がある場合を除いて、申立人であるYさんの立てる特別代理人候補者がそれぞれの特別代理人に選任される場合がほとんどです。

「洛西タイムズ324号」2011年2月1日発行 Q&Aその4掲載記事

洛西タイムズ324号

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