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高齢者福祉 「相続についてのQ&Aその6」

「こんなときどうなるの?どうすればいいの?」相続についてのQ&Aその6

リーガルワークス合同事務所 代表 西川 欽一

今回は、Mさん(女性)から相続に関する質問です。

Q:夫は死去、私の死後、遺産の行方は・・・

私の夫は、22年前、若くして急逝しました。その時、夫はある会社の役員をしており、不動産、預貯金、株式など総額約1億円ほどの財産を相続しました。

私は、夫が勤めていた会社の社長のご好意により、非常勤役員としての報酬と年金により、夫から相続した財産には殆ど手をつけずこれまで暮らしてきました。

私は、子どもに恵まれず、私の父も母も既に亡くなっており、私には兄弟はおりません。

私が亡くなった場合、夫から相続した財産はどのようになるのでしょうか?また、私にはわずかばかりの預金があるのですが、この預金はどのようになるのでしょうか?できれば、夫が勤めていた会社に恩返しとして財産をお譲りしたいのですがどうすればよろしいでしょうか?

A:元の会社に”全額譲渡”は可能です

この文章では明らかではありませんが、ここでは、ご主人の相続開始時、ご主人にはMさん以外に相続人が無かった、又は既に遺産分割により既にMさんが相続していたと仮定します。

この場合、これらの財産は、現在、Mさん固有の財産であるということになります。従って、Mさんがこれまで蓄えてきた預貯金やその他の財産などと同様に取り扱われます。

Mさんは、ご主人から相続した財産に殆ど手をつけていないとのことですので、不動産や株式などの相続手続ができているのかどうか不明ですが、もし、その手続が済んでいなければ、後日、手続が煩雑になる可能性があるので、速やかにMさんの名義に変更しておくことをお勧めします。

そして、Mさんが亡くなった後は、相続財産管理人選任の手続、その他の手続を経て、Mさんと特別の縁故があった方(これらの方々を「特別縁故者」といいます。)の請求によって、裁判所が、その相続財産の全部又は一部を分与できるとされていますが、もし、この請求が無い場合や特別縁故者への分与の後も財産が残る場合、これらの財産は国庫に帰属するとされています。

Mさんはこれらの財産をご主人の勤めていた会社に譲りたいと考えていますが、この望みは、遺言書を遺さないと叶えることができないと思われます。逆に、遺言書によって確実に実現可能といえます。従って、専門家に相談して確実に実現可能な遺言書を作成し、この遺言書どおりに遺言を執行してくれる遺言執行者を選任しておくことをお勧めします。

3月11日(金)に発生した三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

5月に予定していました「無料いきいきセミナー&相談会」は延期いたします。

読者の皆さま

長きに渡りいきいき新聞のコーナーをご愛読賜り誠にありがとうございました。

相続・遺言Q&A~こんなときどうなるの?どうすればいいの?~の連載を通じて、少しでもストレスを減らしいきいきと活力のある人生をお手伝いすることができましたでしょうか。

「洛西タイムズ326号」2011年4月1日発行 Q&Aその6掲載記事

洛西タイムズ326号

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